055-975-7984
臨時休診のお知らせ・発熱している患者様へ・各種ワクチンについてのお知らせはコチラ

低身長について

Dr.クボタ

低身長の診察は午後5時30分までに受付をして下さい。

当院における低身長の診断・治療について

必ずご持参いただくもの

  1. 母子手帳
  2. 今までの成長記録(不明の場合は幼稚園や学校に問い合わせて下さい)
  3. 低身長の問診票(コチラからダウンロードしてご記入下さい)

受診の手順

  1. 医学的に低身長というのは、標準からある一定以上背が低い事です。
    身長の評価はこちらのページを参考にして下さい。
    低身長とは-2SD以下です。また、身長の増加率が2年以上悪い場合も問題です。
    御子様が低身長ではないかとご心配の方は、まずこちらのページから成長曲線をダウンロードして今までの成長の記録から成長曲線を作成して下さい。(作成が困難な方は、出生後から現在までの身長と体重の記録を医院に持参して下さい。)
    低身長になる原因には様々な疾患があります。成長曲線は診断に最も重要です。低身長の診断と治療が専門の先生方は、成長曲線を確認するだけで問題がある低身長か、経過観察のみでよいのかだいたい判別出来ます。
  2. 次に病院(医院)を受診して、受付で低身長について受診した旨を御伝え下さい。その後、簡単な問診票に記入して下さい。
    成長曲線を医師が確認し、必要がある場合は採血(肝臓や腎臓、他のホルモンに問題がないか確認)と手のレントゲン(骨年齢の確認)をします。
  3. 上記2の検査で成長ホルモンの分泌が悪い可能性がある場合は、成長ホルモン分泌刺激試験を2つ以上行います。
    これは、成長ホルモンの分泌を刺激する薬剤を内服または注射して成長ホルモンの反応を確認するテストです。副作用はほとんどありませんが、たまに吐き気や眠気を認めます。所要時間は2~3時間で、当日の朝食は食べないで下さい。(水やお茶などの水分は摂取可能です)
    2つの試験で一定以上の反応が認められない場合は、成長ホルモン分泌不全と判定されます。
  4. (a) 身長がー2SD以下
    (b) 2つ以上の成長ホルモン分泌刺激試験で低反応
    (c) 血液検査でソマトメジンCの値が200ng/ml未満
    上記a、b、cにあてはまる場合は『成長ホルモン分泌不全性低身長症』の診断名となります。診断が確定した方は成長ホルモン治療が公費で受けられます。

成長ホルモンの分泌が正常でも成人身長が低くなってしまう疾患や病態



成長ホルモンの分泌が正常でも、最終的に成人身長が低くなってしまう場合もあります。身長を改善するためには適切なタイミングで治療することが最も大事です。病状が進行したり、骨が固まってからでは治療は困難です。
もしお子様が、次に示す様な場合は早めに専門の医師にご相談ください。

① 低身長で思春期が発来

思春期が発来した後の身長の増加はある程度限られています。
言い換えれば、まだ身長が低いのに思春期が発来した場合、成人身長も低くなる事が最近の研究で判明しています(成人低身長になる機序 日本成長学会雑誌 田中敏章他)。
この論文では、
『男児は135cm以上で思春期にはいると87.5%(14/16)が成人身長160cm以上だったが、135cm未満で思春期にはいると86.2%(25/29)が160cmにとどかなかった』
と記載されています。最近では、このような場合は思春期を抑制する薬と身長を増加する薬を併用することで、思春期開始から成人身長に至るまでの身長の増加を大きくして成人身長を改善できるようになってきました。

治療した場合と無治療の場合のグラフの比較図を確認するには
こちらをクリックして下さい
『低身長で思春期が発来』についてさらに詳しく知りたい方は
こちらをクリックして下さい

② 思春期早発症(下グラフの赤ライン、パターンA)

思春期の発来が早すぎる場合は、性ホルモンの分泌も早期に増加します。
骨の成長が急激に進行し身長が同年齢の他のお子さんに比べ急に増加します。
しかし、身長が早く止まり、結果として低身長になります。特に身長が低めの方(−1から2SD)は最終的に-2SDを下回る事が多くなります。
MEMO
(思春期早発症の診断基準)
<男児> 9歳未満で精巣、陰茎の増大。10歳未満で陰毛の発生。
<女児> 7歳6か月未満で乳房の発達。8歳未満で陰毛の発生。
(治療方法)
性腺抑制療法(性ホルモンを月1回の注射で抑制する)

③ 甲状腺ホルモンの低下(上グラフの緑ライン、パターンB)

甲状腺ホルモンは成長ホルモンと協調して骨を伸ばす。