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水痘ワクチンとおたふくワクチン(自費)の2回接種について

おたふくかぜの男の子の画像

Dr.クボタ

水痘ワクチンとおたふくかぜワクチンは同時接種可能です。

水痘ワクチン(3歳まで無料)



水痘(別名 水ぼうそう)は皮膚の水泡性の皮疹が特徴のウイルス感染症です。比較的軽症で済むこともありますが、重症(39度以上の発熱と大量の水泡性皮疹)になる事もあり、1週間くらい学校や保育園を休まなければなりません。
水痘ワクチンを接種すれば、接種後にもし水痘に罹患してもほとんどの場合は軽症(発熱がない、水泡性皮疹の数が少ない)となります。水痘ワクチンは副作用が少ない優れたワクチンですが、1回の接種では十分な免疫がつかない人が10~30%います。また、ワクチンの効果が比較的早く低下する場合があり、接種後数年すると水痘に罹患する人が増加してきます。そのためワクチンを2回接種することが日本小児科学会から推奨されています。

接種時期

【1回目】 生後12ヶ月から15ヶ月に達するまでのあいだ
【2回目】 1回目の接種から最低でも3ヶ月、一般的には6~12ヶ月の間隔を空ける

接種費用
8400円(自費の場合)


おたふくかぜワクチン(自費)



おたふくかぜ(別名 流行性耳下腺炎)は発症すると、経過中に無菌性髄膜炎を合併することがあり、悪心 嘔吐症状となります。
また、重度の難聴が3000人に1人位の割合で合併し、この難聴は治りません。
年長の男性では副睾丸炎を合併し、不妊症の原因となることがあります。
ワクチンを接種すると90%の人に十分な免疫がつきます。しかし、残りの10%に免疫がつかない、時間がたつと免疫力が低下します。
水痘ワクチンと同様に2回の接種が推奨されています。

接種時期

【1回目】 1歳
【2回目】 小学校入学前 5~7歳

接種費用
6500円(税込)